毘沙門様びしゃもんさま)” の例文
旧字:毘沙門樣
京都では鞍馬くらま毘沙門様びしゃもんさまへ参る路に、今一つ野中村の毘沙門堂があって、もとはこれを福惜しみの毘沙門などといっておりました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ただ寄席よせを聞いてるつもりで眼を開けて見たら鼻の先に毘沙門様びしゃもんさまが大勢いて、これはと威儀を正さなければならない気持であった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)