死刑場しおきば)” の例文
八九歳の弱い男の子が、ある城下の郊外のうちから、川添いの砂道を小一里もある小学校に通う。途中、一方が古来こらい死刑場しおきば、一方が墓地の其中間ちゅうかんを通らねばならぬ処があった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)