“正午（しやううま）” の例文

浪五郎は若い時から船頭で、幾度も難破したのを、水天宮樣を信心して助かつたと言つて、月の五日の正午（しやううま）の刻（こく）には、どこにゐても必ず江戸へ歸つて來て赤羽橋の有馬樣の水天宮樣にお詣りをします。

銭形平次捕物控：105 刑場の花嫁 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

“正午”の意味

《名詞・形容動詞》
正午（しょうご）

昼の十二時（0時）。午の刻の中間。
(出典:Wiktionary)

“正午”の解説

正午（しょうご）とは、地方時において、天球上を一定の速さで動くと考えた平均太陽が地平線より上で子午線を通過（正中：南中または北中）する時刻をいう。地方時における昼の正12時を指す。
実際の太陽は、天球上を一定の速さでは動かない（均時差がある）ため、常に正午に子午線を通過するわけではない。また、経度が異なると平均太陽が南中する時点が異なるが、近代以降は通常は標準時が定められている地域（等時帯）ごとに標準子午線を平均太陽が通過する時刻が正午である。日本での標準子午線は兵庫県明石市を通る東経135度線である。
対義語で、太陽が地平線下の子午線を通過する時刻、すなわち夜の正12時を、正子（しょうし、子（ね）の刻の中間）という。
(出典:Wikipedia)

正	常用漢字 小１ 部首:⽌ 5画
午	常用漢字 小２ 部首:⼗ 4画