トップ
>
槎枒
ふりがな文庫
“槎枒”の読み方と例文
読み方
割合
さが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さが
(逆引き)
家々の庭園には焔のような
柘榴
(
ざくろ
)
の花が珠をつづり
槎枒
(
さが
)
たる梅の老木の蔭の、月の光の差し入らない隅から、ホッ、ホッと燃え出る燐の光は、産まれ出た螢が飛ぶのであった。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
お銀様と神尾とは、
槎枒
(
さが
)
たる梅の大木を七たび廻って、追いつ追われつしています。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
左手
(
ひだり
)
の障子には、ひょろひょろとした南天の影
手水鉢
(
ちょうずばち
)
をおおうてうつむきざまに映り、右手には
槎枒
(
さが
)
たる老梅の縦横に枝をさしかわしたるがあざやかに映りて、まだつぼみがちなるその影の
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
槎枒(さが)の例文をもっと
(3作品)
見る
槎
漢検1級
部首:⽊
14画
枒
部首:⽊
9画
“槎”で始まる語句
槎
槎山
槎枿竦樛
“槎枒”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
中里介山
国枝史郎