梟首台きょうしゅだい)” の例文
ひとりは年のころ四十左右さゆう、連れはまだ十七、八かとみえる初々ういういしい女性にょしょうが、いずれも被衣かずきして忍びやかにそこの梟首台きょうしゅだいの前へ来てじっと果てなくたたずんでいるさまだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)