栄燿えいよう)” の例文
旧字:榮燿
有るか無きにひとしい漢朝を廃して、自分たちも共に栄燿えいようを計ろうとする運動がひそかにすすんでいた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちでも偉い奴になると栄燿えいよう栄華心に任せ、権威名望意に従わざる無く、上は神仏の眼をくらまし、下は人界の純美をけがし去って、傲然として人間の愚を冷笑しつつ土の中に消え込むからであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)