“枌板”の読み方と例文
読み方割合
そぎいた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これにはんして釜無川かまなしかわの岸にちかい信州境しんしゅうざかいの農家は、枌板そぎいたをもって葺くものだから、東の郡内やそのつづきにくらべると、屋根がずっとひらたくなっているのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
以前の枌板そぎいたの大きな型のものはなくなって、寸法のごくみじかいこけら板というものを、たくさん用いることになったのである。コケラというのはうおなどのうろこのことであったらしい。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)