“東天紅”の読み方と例文
読み方割合
とうてんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひがしの空がうす紅いろに色づいて——東天紅とうてんこうを告げる鶏の声を聞くべく、あまりに里離れているけれど——雨のなかを、雨を衝いて登る太陽。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
代って、平和の使徒が光明の先触れをしたまでの段取りで、かくて東天紅とうてんこうになり、満地が白々と明るくなりかけました。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「そりゃア言うまでもありません。東天紅とうてんこうともホオホケキョーとも鳴く烏はねえ」