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杪冬
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びょうとう
ふりがな文庫
“
杪冬
(
びょうとう
)” の例文
世相の急変は
啻
(
ただ
)
に繁華な町のみではなく、この
辺鄙
(
へんぴ
)
にあってもまた免れないのである。わたくしは最初の印象を記憶するためにこの記をつくった。時に昭和九年
杪冬
(
びょうとう
)
の十二月十五日である。
元八まん
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
衰病ニ由ルトイヘドモマタ賦性ノ然ラシムル所。コレ
嗟
(
さ
)
スベキノミ。戊午
杪冬
(
びょうとう
)
念八日箱崎邸ノ
寓楼
(
ぐうろう
)
ニ識ス。時ニ新居ノ経営イマダ成ラズ。楼上風雨寒甚シ。乳児ハ乳ニ乏シク夜間シバ/\
啼
(
な
)
ク。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
杪
漢検1級
部首:⽊
8画
冬
常用漢字
小2
部首:⼎
5画
“杪”で始まる語句
杪
杪欏
杪枯