“木下氏”の読み方と例文

読み方	割合
きのしたうじ	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

きのしたうじ(逆引き)

「あ。木下氏（きのしたうじ）。ちょっと待ってもらいたい。……何か、其許（そこもと）のはなしを聞いておると、寧子を其許にくれるのはよいが、他の男へ遣わすことは堪忍ならぬ——と犬千代どのがいっているようだが」

新書太閤記：02 第二分冊 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

“木下氏”の解説

木下氏（きのしたし）は、武家・華族だった日本の氏族。系譜の異なる諸家があるが、豊臣秀吉およびその妻高台院（北政所）の一族が最も著名。同家は木下藤吉郎（秀吉）が戦国武将として出世し、1573年に羽柴に改姓し、天下人となった後の1586年に豊臣の本姓を与えられた。高台院の実家杉原氏も縁戚の家臣として取り立てられて木下氏への改姓を許され、大坂夏の陣で豊臣宗家（羽柴宗家）が徳川氏に攻め滅ぼされた後も備中国足守藩主家、豊後国日出藩主家などが存続し、明治維新後には両家とも華族の子爵家に列した。
(出典:Wikipedia)