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曈々
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とうとう
ふりがな文庫
“
曈々
(
とうとう
)” の例文
柔らかな、
潤
(
うるお
)
いの乏しい、大きく開いた子供の眼は、
曈々
(
とうとう
)
として上る朝日の光りを避けた。真昼の光りでさえ、この弱い子供の眼は、瞳に映るのを怖れている。
森の暗き夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかして商業の太陽は車輪のごとく
曈々
(
とうとう
)
として中天を
軋
(
きし
)
り上り、ついに欧州の面目を一変するに至れり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
曈々
(
とうとう
)
たる日輪はたるんでいる大空を
揺
(
ゆれ
)
つつ動いた。長い真昼の間、花の咲いている家は戸が閉っていた。
僧
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
曈
部首:⽇
16画
々
3画