暢気顔のんきがお)” の例文
と、つくづく溜息ためいきをついて、日吉の暢気顔のんきがおをながめたが、その眼は、彼を責めているのでなく、二年近くも見なかった間に、めっきり大きくなった子の姿に、気をとられている様子でしかなかった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)