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暗合
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あんごう
ふりがな文庫
“
暗合
(
あんごう
)” の例文
この出来事はさすがに
譃
(
うそ
)
であるとはいえない。まったく驚くべき
暗合
(
あんごう
)
で、彼のこころに強い印象を残したのも無理はない。
世界怪談名作集:06 信号手
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
わざと、部隊を離れて、ほかに渡る戦友の影もない下流の水路を選んだのも、約束したように、ふたりの考えが
暗合
(
あんごう
)
した。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お延の
所作
(
しょさ
)
に対して突然不快を感じ出した彼も、そこまでは論断する事ができなかった。しかし全く偶然の
暗合
(
あんごう
)
でない事も、彼に云わせると、自明の理であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
苦力の五郎十郎が
暗合
(
あんごう
)
しているには驚きました。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
余は平凡ながらこの
暗合
(
あんごう
)
を面白く眺めつつ、誰が打ってくれたのだろうと考えて差出人の名前を見た。ところがステトとあるばかりでいっこうに要領を得なかった。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「みんな去年の暮は
暗合
(
あんごう
)
で妙ですな」と寒月が笑う。欠けた前歯のうちに
空也餅
(
くうやもち
)
が着いている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“暗合”の意味
《名詞》
偶然に互いが一致すること。
(出典:Wiktionary)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“暗合”で始まる語句
暗合符