時候しゆん)” の例文
「釣氣狂ひは、暑いも寒いもありやしません。少し時候しゆんは遲いが、寒鮒かんぶなが良いさうで」
夜廻りをふやし、時候しゆん外れの火の番を置き、とびの者まで動員して、曲者狩に努めましたが、冬からの跳梁てうりやうを指をくはへて眺めるばかり、かつて曲者の姿を見た者もなく、よしんば見た者があるにしても