明盲あきじ)” の例文
現にあれほど、郎女の心を有頂天に引き上げた頂板つしおもての光輪にすら、明盲あきじひのやうに、注意は惹かれなくなつた。こゝに来て、くに七日は過ぎ、十日・半月になつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
現にあれほど、郎女の心を有頂天に引き上げた頂板つしおもての光り輪にすら、明盲あきじいのように、注意はかれなくなった。ここに来て、くに、七日は過ぎ、十日・半月になった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)