「まさにその通り、この赤い酒の中には、香も匂ひも何んにも無い、恐ろしい毒が入つて居る——多分昇汞といふものだらうと思ふが」
今朝の昇汞の事がぐら/\と一緒くたになつて、頭の中をかき廻したので、今までの透きとほつた気分は滅茶苦茶にされて、力三も今時分はきつと腹痛を起して
「昇汞をどの位飲んだんでせう」
“昇汞”の意味
《名詞》
塩素と水銀の化合物。無色で有毒。塩化第二水銀。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“昇汞(塩化水銀(II))”の解説
塩化水銀(II)(えんかすいぎん に)は、HgCl2という組成をもつ、水銀の塩化物の一種。猛毒である。よって、毒物及び劇物取締法(毒劇法)で毒物に指定されており、取り扱いは厳重である。
一般的には昇汞(しょうこう)と呼ばれるが、塩化第二水銀(えんかだいにすいぎん)とも表記される。水溶性の無色または白色の針状結晶である。水にやや溶けやすく(常温で水1kgに約60g溶ける)、アルコールやエーテルにも溶け、昇華しやすい。
なお、塩化水銀には2種類あり、もう一方は塩化水銀(I)(甘汞、Hg2Cl2)である。
(出典:Wikipedia)
一般的には昇汞(しょうこう)と呼ばれるが、塩化第二水銀(えんかだいにすいぎん)とも表記される。水溶性の無色または白色の針状結晶である。水にやや溶けやすく(常温で水1kgに約60g溶ける)、アルコールやエーテルにも溶け、昇華しやすい。
なお、塩化水銀には2種類あり、もう一方は塩化水銀(I)(甘汞、Hg2Cl2)である。
(出典:Wikipedia)
“昇汞”で始まる語句