旺溢おういつ)” の例文
一首の歌に「詩」を打ち込まんとする芸術心の衰弱とが旺溢おういつしはじめつつあったことを感じさせられるのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
船長はまだ例の「死」のそうから離れないが、元気は旺溢おういつしている。こう突然に愉快そうになったので、私はさきに彼が陰気であった時よりも更に面喰らった。