“新面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんがお66.7%
にいおもて33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには、従来の一座と別廓をつくって、大一座おおいちざ新面しんがおが、雑然たる衣裳道具の中に、血眼ちまなこになって初日の準備を急いでいる。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこまでは無事でしたが、その会談が七ツ下りの時分に、二三子のほかに、もう二人、新面しんがおの客がはせ加わったことが、神尾主膳にとって運の尽きでありました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
極重悪人の人相がなければ、極重悪人の新面にいおもてを作り出すことは出来そうもない。それを作ることが出来なければ、妾は人の世へは出て行けない
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今日も明日も明後日も! 「極重悪人の新面にいおもて」を、彫み上げるまでは永遠に、彫まなければならないのであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)