“新版図”の読み方と例文
読み方割合
しんはんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大坂城はすでに竣工しゅんこうした。京都の治民組織もまずできたところである。この新版図しんはんと、この新勢力の府へ、おめおめかれらの馬や旗をまつものではない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あまつさえ後藤宙外ごとうちゅうがいは早稲田を出ると紅葉幕下ばっかに参じ、硯友社の客将として主宰する『新著月刊』を硯友社の新版図しんはんとに献じた。当時の紅葉は四方の書肆しょし文人来貢すという勢いであった。