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斎忌
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タブー
ふりがな文庫
“
斎忌
(
タブー
)” の例文
三十年ほど前フレザーが『
金椏篇
(
ゴルズン・バウ
)
』を著わして、その内に未開国民が、ある年期に達した女子を定時幽閉する習俗あるは、全く月経を
斎忌
(
タブー
)
するに因ると説いたのを
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
これ主として外人を
斎忌
(
タブー
)
したからで、それと等しく今日までも他部族の女に通うに、女のほかに知らさず。甚だしきは女にすら自分の何人たるを明かさぬ例がある。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
筆者貫之朝臣の一行が土佐を出てより海上の
斎忌
(
タブー
)
厳しく慎みおりしに、日数経てやっと
室津
(
むろのつ
)
に着き
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
昨今すらこの通り、いわんや上世飼養の法も知らず、何たる要用もなく、殊には
斎忌
(
タブー
)
の制煩多で、種々の動植を嫌う風盛んだった時に、牛馬のない地方が、わが邦に少なくなかったと
攷
(
かんが
)
える。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
忌
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“斎忌”で始まる語句
斎忌制