改鋳かいちゅう)” の例文
(これは柳沢どのと、荻原近江守とが、改鋳かいちゅうのあいだをかすめて、私利をんためにした策である。それにちがいないのだ)
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは、貨幣が足らないからである。質よりは数の問題だ。寛永このかた、文物の進歩や社会の推移は著しい。にも関わらず、貨幣はそのままになっている。——当然、改鋳かいちゅうして、質をえ、数を
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貨幣の改鋳かいちゅう。旧貨幣の引きあげ、新貨幣の発行。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)