擧動やうす)” の例文
新字:挙動
片目の小さい、始終唇を甜め廻す癖のある、鼻の先に新聞記者がブラ下つてる樣な擧動やうすや物言ひをする、可厭いやな男であつた。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
菊池君は私には叩頭おじぎをして、滿々と酌を享けたが、此擧動やうすは何となく私に興を催させた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)