“摻(と)” の例文
某(それ)の年の元日に佐竹は山内へ廻礼に来て、庭に立っていた五百の手を摻(と)ろうとすると、五百はその手を強く引いて放した。佐竹は庭の池に墜(お)ちた。山内では佐竹に栄次郎の衣服を著(き)せて帰した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)