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摟
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かゞな
ふりがな文庫
“
摟
(
かゞな
)” の例文
六朝から李唐に至る間、医書の猶存するものは指を
摟
(
かゞな
)
ふるに過ぎない。然るに隋唐経籍志に就いて検すれば、佚亡の書の甚多いことが知られる。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
方今校刻の業盛に興つて、某会某社と称するもの指
摟
(
かゞな
)
ふるに
遑
(
いとま
)
あらざる程である。若し
貲
(
し
)
を投じ盟に加はつてゐたら、立どころに
希覯
(
きこう
)
の書万巻を致さむことも、或は難きことを
必
(
ひつ
)
とせぬであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
摟
部首:⼿
14画