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搉
ふりがな文庫
“搉”の読み方と例文
読み方
割合
いだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いだ
(逆引き)
不思議な友情をはっきり見てから、すても永い間経験したことのない女の気持をむさぼるよう、むねにかき
搉
(
いだ
)
いた。すては元来た道を、
羅
(
うすもの
)
で
面
(
おもて
)
を蔽うたまま馬をはしらせた。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
ふたたび貝がそれを繰り返した時に、すては貝の手の甲をはたいた。貝はおとなしく手を引きこめると、こんどは肩を
搉
(
いだ
)
こうとし、それも、すてによってはずみが食わせられた。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
おれに狼の名を
著
(
き
)
せぬよう承知してくれと、貝は拝むような眼附でそう言ったが、すては、ではあたしにも恥を掻かさないで
搉
(
いだ
)
いただけで帰ってくれ、貝どのの命にかかわることだからといった。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
搉(いだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
搉
部首:⼿
13画