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措定
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そてい
ふりがな文庫
“
措定
(
そてい
)” の例文
「いき」の質料因と形相因とが、化粧を施すという媚態の言表と、その化粧を暗示に
止
(
とど
)
めるという理想性の
措定
(
そてい
)
とに表われている。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
およそ意識現象としての「いき」は、異性に対する二元的
措定
(
そてい
)
としての媚態が、理想主義的非現実性によって完成されたものであった。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
しかし「いき」の形相因たる非現実的理想性は、一元的平衡の破却に抑制と節度とを加えて、放縦なる二元性の
措定
(
そてい
)
を
妨止
(
ぼうし
)
する。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
“措定”の意味
《名詞》
措 定(そてい)
物事を、その定義とともに呈示すること。「かくかく(斯く斯く)なるものとして Aを措定する」のように用いる。
ある物事の実質内容を定義することを抽象的に言う語。1の意味、用法のように具体的・実質的な内容を言わない(伴わない)用法。例:この法律の条項を措定する。
テーゼ(名詞)1のこと。定立。通常、1に比べて、少しもしくはずっと複雑な内容を有する。
命題に同じ。例:二つの措定。
決定に同じ。例:綱領を措定する。
(出典:Wiktionary)
措
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“措”で始まる語句
措
措置
措辞
措所無
措大
措所
措画
措致
措葉