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挂冠
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けいかん
ふりがな文庫
“
挂冠
(
けいかん
)” の例文
「人生の頼みがたさから賢明な帝王さえ
御位
(
みくらい
)
をお去りになるのであるから、老境に達した自分が
挂冠
(
けいかん
)
するのに惜しい気持ちなどは少しもない」
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
挂冠
(
けいかん
)
首相芦田均君に読んで貰うより、私はまだ、かけ違ってお目にかかったことはないが、有名な美人——現代政治家の夫人としては、並ぶものなしといわれる、芦田夫人に愛読して貰う方が
随筆銭形平次:18 平次読む人読まぬ人――三人の政治家――
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その方針をあきたらぬとする岡本権判官や、政府の弱腰を嘆く丸山外務大丞の
挂冠
(
けいかん
)
を横目で見送って何らの
痛痒
(
つうよう
)
をも感じなかった。むしろ彼らの人間的な欠陥や時代的不誠実に嫌悪をさえ覚えた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
挂
漢検1級
部首:⼿
9画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“挂”で始まる語句
挂
挂塔
挂畏
挂錫
挂衣袖漬国