持律戒行じりつかいぎょう)” の例文
今や自分は、この自力難行道のゆかを捨てただけに飽き足らないで、さらに、すべての僧人が鉄則としている持律戒行じりつかいぎょうのすべての古いからを蹴破ろうと決意しているのだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余の儀ではございませぬが、上人はもとより、持律戒行じりつかいぎょう清浄身しょうじょうしんにおわすし、また、八十有余の御弟子みでしたちも、みな、おごそかにかいを守っている浄行の御出家のみと存じますが。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)