拮々きつきつ)” の例文
ただ土鼠もぐらのように、命のある限り、掘り穿っていくほかには、何の他念もなかった。彼はただ一人拮々きつきつとして掘り進んだ。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)