拭直ふきなお)” の例文
すみ子は真実夜通し話をするつもりと見えて、帯だけ解いて丁寧に畳み、足袋を其上に載せて押入にしまい、それから茶ぶ台の上を拭直ふきなおして茶を入れながら
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)