“拝金国”の読み方と例文
読み方割合
はいきんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる拝金国はいきんこくの米国の実業家にもかくのごとき考えの者があるか、いな一歩進めてこの国の実業家の中に少しくひんのよい者は、こういう考えで世を渡る者かと、つくづく感じたことがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
誰も言う通り米国は拝金国はいきんこくで、美術も文学も理想もないように言うが、ある程度まではその通りで、米国人みずからもとかく新開の国だけあって唯物ゆいぶつ主義におちいりはせぬかとみずからおそれている。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)