拇指紋ぼしもん)” の例文
三人は署長からその写真と、拡大鏡とを受取って、順番に問題の拇指紋ぼしもんを覗き込んだ。
これには偽指紋を壁にして、無実の者に嫌疑をかけることが描かれているが、その方法は、ある人物の拇指紋ぼしもん封蝋ふうろうの上に残っていたのを利用して、その封蝋に別の蝋をおしつけて型をとり
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)