故人と大の仲よしで、その作物を舞台にかけては、いつも評判をとっていた老俳優の駒十郎は、こんなことを言うのにも、台詞らしい抑揚を忘れなかった。
すッかり啖呵になって、声音も抑揚もちょうど昔の陰惨な岡ッ引の調子。見せかけか本領か知らないが、いずれにしてもゾッと人を悚み上らせる嫌味があった。
俳優はそれを聞くと、ちよつと眼をぱちくりさせたが、急に舞台に立つてゐる折のやうに声に抑揚をつけて
俳優はそれを聞くと、ちょっと眼をぱちくりさせたが、急に舞台に立っている折のように声に抑揚をつけて
“抑揚”の意味
“抑揚(イントネーション)”の解説
イントネーション(英、仏、独:intonation、伊:intonazione、西:entonación、葡:entoação)とは、音声言語において文または発話全体につけられた音の高低(ピッチ)のパターンを言う。音調(おんちょう)や抑揚(よくよう)とも言われる。イントネーションの違いによって文法的機能や発話のニュアンスを表すことができる。
イントネーションのパターンは、上昇調、下降調、自然下降調といった用語で表される。国際音声記号では上昇調に↗、下降調に↘を当てている。日本では上昇調に[⤴]、下降調に[⤵]を当てることが多い。
(出典:Wikipedia)
イントネーションのパターンは、上昇調、下降調、自然下降調といった用語で表される。国際音声記号では上昇調に↗、下降調に↘を当てている。日本では上昇調に[⤴]、下降調に[⤵]を当てることが多い。
(出典:Wikipedia)