扮飾ふんしょく)” の例文
扮飾ふんしょくされ歪曲わいきょくされた——あるいはそれが自身の真実の姿だかも知れない、どっちがどっちだかわからない自身を照れくさく思うのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そこにはいつも、一色の時代の扮飾ふんしょくはある。均一の品の多いのは、いつの世とてかわりはないが、さすがに残されるほどのものには、各階級を支配し、代表した美がある。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)