所為セヰ)” の例文
旧字:所爲
黒ずんで見える峰々が、入りくみ、絡みあつて、深々とウネつてゐる。其が見えたり隠れたりするのは、この夜更けになつて、俄かに出て来た霞の所為セヰだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)