“憂身独”の読み方と例文
読み方割合
うきみひとり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かのいかりならぬ憤も発して、憂身独うきみひとりはかなき世をば如何いかにせんやうも知らで、唯安からぬ昼夜を送りつつ、出づるに入るに茫々ぼうぼうとして、彼はしばしばそのむさぼるをさへ忘るる事ありけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)