愛宕おたぎ)” の例文
こんなことを思って大納言のために愛宕おたぎの寺で誦経ずきょうをさせ、またそのほか故人と縁故のある寺でも同じく経を読ませた。
源氏物語:37 横笛 (新字新仮名) / 紫式部(著)
そして葬送の女房の車にしいて望んでいっしょに乗って愛宕おたぎの野にいかめしく設けられた式場へ着いた時の未亡人の心はどんなに悲しかったであろう。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)