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惚氣交
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のろけまじ
ふりがな文庫
“
惚氣交
(
のろけまじ
)” の例文
新字:
惚気交
平次は尚ほも念入りに調べましたが、怪しい節は少しもなく、お安の
惚氣交
(
のろけまじ
)
りの辯解を、たゞ長々と聽かされるだけです。
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
惚氣交
(
のろけまじ
)
りの身の上話で、その恥を恥とも思はぬ無智な態度は、八五郎でさへも胸を惡くした程で、縁側に出ては不作法にも、泉水にペツペツと
唾
(
つば
)
を吐いてをります。
銭形平次捕物控:209 浮世絵の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と言つたやうな事を、
惚氣交
(
のろけまじ
)
りに、番硬の
禿筆
(
ちびふで
)
で根氣よく鼻紙三枚半にのたくらせたものです。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「佐太郎が
惚氣交
(
のろけまじ
)
りに話したことや、内儀と米吉が、夜も晝も奧の部屋に籠つて、綾取り
双六
(
すごろく
)
、
毬
(
まり
)
つきと、他愛もないことばかりして遊んでゐることも、あの女が見屆けてくれましたが」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
氣
部首:⽓
10画
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
“惚氣”で始まる語句
惚氣