“惚氣交”の読み方と例文
新字:惚気交
読み方割合
のろけまじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は尚ほも念入りに調べましたが、怪しい節は少しもなく、お安の惚氣交のろけまじりの辯解を、たゞ長々と聽かされるだけです。
惚氣交のろけまじりの身の上話で、その恥を恥とも思はぬ無智な態度は、八五郎でさへも胸を惡くした程で、縁側に出ては不作法にも、泉水にペツペツとつばを吐いてをります。
と言つたやうな事を、惚氣交のろけまじりに、番硬の禿筆ちびふでで根氣よく鼻紙三枚半にのたくらせたものです。