悧好りこう)” の例文
「この髪結さんは手真似で何でも話す。今東京から御客さんが来たそうだが、と言って私に話して聞かせるところだ——おしだが、悧好りこうなものだぞい」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「話してるなんて……」と言って、お雪は子供の顔を眺めて、「ああ、もっと悧好りこうな女に生れて来れば好かった。私も……私も……この次に生れ変って来たら……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
悧好りこうそうな方ですねえ。私もああいう悧好な人に成ってみたい——一日でも可いから……ああ、ああ、私の気が利かないのは性分だ……私はその事ばかし考えているんですけれど……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)