怯々きょうきょう)” の例文
ただ国境の守りに怯々きょうきょうたる事なかれ主義の男です。——あんな者に労を費やすよりは、むしろ南方の呉国ごこく孫策そんさくの勢力こそ用うべきでありましょう。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四民は怯々きょうきょうとその命にたがわざらんことをおそれている、かれらにはなんでもできるのだ、どんな無法なことでもどんなに残酷なことでも、幕府の名をもって公然と押しつけることができる