志戸坂しどざか)” の例文
つい去年の関ヶ原のいくさの前までは、この川の十町ばかり上流かみには、小城ながら新免しんめん伊賀守の一族が住んでいたし、もっと奥には、因州ざかい志戸坂しどざかの銀山に、鉱山掘かなやまほりが今もたくさん来ている。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)