“徹夜（よどおし）” の例文

こんなことが、ちょいちょいここへ来て飯を食ったり、徹夜（よどおし）話に耽（ふけ）ったりして行く、ある男を通して、笹村の耳へも入った。

黴 (新字新仮名) ／ 徳田秋声(著)

「おやおや、痩（や）せたわねえ。徹夜（よどおし）をして、湯にも何にも入らないから、黒くなったよ、段々痩せて消えれば可いな。」

湯島詣 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

遠山權六は君恩の辱（かたじけ）ないことを寝ても覚めても忘れやらず、それから毎夜ぐる／＼廻るの廻らないのと申すのではありません。徹夜（よどおし）寝ずに廻るというは、実に忠義なことでございます。

菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

“徹夜”の解説

徹夜（てつや）とは、夜を徹して（夜通し）何かをするということ。　
直接的に睡眠を取らない状態を指すわけではないが、夜を徹して何かをしている以上は睡眠状態にはないと考えるのが自然である。
仕事、学業、娯楽など幅広い目的で徹夜する場合がある。朝まで全く寝ない（一睡もしない）完全な徹夜を「完徹」（かんてつ）と表現することもある。
(出典:Wikipedia)

徹	常用漢字 中学 部首:⼻ 15画
夜	常用漢字 小２ 部首:⼣ 8画