御統ミスマル)” の例文
屋船くゝのちの命・やふねとようけ姫の命と、御名をばタヽへまつりて……瑞八尺瓊ミヅヤサカニ御吹ミホキ五百イホ御統ミスマルの玉に、明和幣アカルニギテ曜和幣テルニギテをつけて、斎部宿禰某が弱肩ヨワガタ太襁フトタスキとりかけて
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ギヨクの類だが、之は古くは、首里王宮から下げられ、後には佩用者自身が買ひ求めるやうになつたらしいが、その水晶或はがらす玉を貫いた御統ミスマルの珠の多くは、我々の夢にも知らなかつた間に
沖縄を憶ふ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)