“御封(ミブ)” の例文
数多かった壬生部(にうべ)の氏々・村々も、だんだん村の旧事を忘れていって、御封(ミブ)という字音に結びついてしもうた。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
数多かつた壬生部の氏々・村々も、段々村の旧事を忘れて行つて、御封(ミブ)といふ字音に結びついて了うた。だが早くから、職業は変化して、湯坐(ユヱ)・湯母・乳母(チオモ)・飯嚼(イヒガミ)の外のものと考へられてゐた。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
即、御名代部(ミナシロベ)の起原であり、壬生部と称せられた。此が後世に伝はつて、更に御封(ミブ)・荘園とも変じてゆくのである。そして、反正天皇の際に於ける壬生部の統領は、丹比(タヂヒ)ノ宿禰と云ふ家であつた。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)