御嫡子おんちゃくし)” の例文
「先帝の正統なる御嫡子おんちゃくしたる今の帝に、なんの瑕瑾かきんやあらん、咎めやあらん。こんな所で、帝位の廃立を議するとは何事だ。おそらく、纂奪さんだつたくらむ者でなくば、そんな暴言は吐けまい」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)