御余徳おんよとく)” の例文
十六歳で見出された下田歌子しもだうたこ女史、岸田俊子きしだとしこ湘煙しょうえん)女史があり、女学の道を広めさせられた思召おぼしめしは、やがて女子に稀な天才が現われるときになって、御余徳おんよとくがしのばれることであろう。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)