“彼女(あい)” の例文
彼女(あい)の事じゃ、わたしも実に困いましたよ。銭はつかう、悴(せがれ)とけんかまでする、そのあげくにゃ鬼婆(おにばば)のごと言わるる、得のいかン媳御(よめご)じゃってな、山木さん——。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
そいばかいか彼女(あい)が死んだと聞いたから、弔儀(くやみ)に田崎をやって、生花(はな)をなあ、やったと思いなさい。礼どころか——突っ返して来申(きも)した。失礼じゃごあはんか、なあ山木さん
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)