“役介者”の読み方と例文
読み方割合
やっかいもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
い、可い、ああ溜飲りゅういんの下る話だ、五千疋の顔を見りゃ、知事公の令嬢で歌所の奥方が、床屋の役介者やっかいもの——まあそうしておけよ——役介者をあおごうという当世に
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このわっしに意見をしてくれろッて、涙を流して頼みましたぜ、この愛的の母親おふくろが、およそ江戸市中広しといえども、私が口から小可愧こっぱずかしくもなく意見が出来ようというなあ、その役介者やっかいものばかりでさ
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)