彫物細工ほりものざいく)” の例文
伸びあがって光枝が見ていると、その額はずいぶん大した彫物細工ほりものざいくであった。額の奥から、一番前に出ている陽明門のひさしまで、奥行おくゆきが二寸あまりもあって、極めて繊細なほりがなされてあった。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)